一日一編の法話 動画など

2022-09-13 09:14:00

 「一日一生」という言葉があります。
一生は一日一日の積み重ね、明日がある、明後日があると思っている間に一日が空しく過ぎ去っていきます。

 人の生活の中には病・貧・争・四苦八苦など、あらゆる悩みがありますが、これらを解決する方法が「信仰」です。
 得がたたい命を今ここに受け、再び来ない今日の一日、一期一会の縁を大事に真心こめて接して、再び来ない「今」を大切にしたいものです。

2022-09-11 23:57:00

 「親によき物を与えんと思いて せめてする事なくば一日に二三度 笑みて向かえ」 日蓮聖人
近年は親孝行という言葉が薄れ、子が親を粗末にし親が子を殺し子が親を殺すような悲惨な事件が多発しています。

 親に何かをしてあげようと思っても、何もなければ一日のうち、顔を合わせた時には笑顔を見せてあげることが何よりの孝養であると日蓮聖人は説かれています、
その言葉が身に染み入ります。
 命の儚さを忘れ、ぞんざいな態度で接しがちな親子・兄弟・夫婦の家族の絆に心をせねばなりません。

2022-09-11 11:39:00

 人間生活の基本は人との会話です。
日々繰り返されていく生活の中での言葉遣いは、相手を愉快にも不愉快にもします。
物の言い方や口ぶり、語気の強弱など言葉の表現の貧しさは人を不愉快にしますが、人を思いやる良き会話は人との和を深めます。

 古人の言葉に「愛語は愛心より生じ 愛心は慈心を種子とせり」

とあります。 良い会話から生まれる人間関係をつくりましょう。

2022-09-10 09:44:00

 昔話桃太郎の故郷を任ずる岡山県で、退治された鬼の側から考える学校の授業があると去る日に新聞記事が伝えていました。
退治される鬼に、もし子供がいたら桃太郎は鬼退治しただろうか・・・?
 相手の側にたって見たとき、桃太郎は正義でも鬼から見れば見える風景はがらりと変わるのです。

 兎と亀の昔話にしても、亀はなぜ居眠りしている兎を起こしてやらなかったのか、などの意見もあり、物事の複雑さが分かります。
 身近な人との関係も視点を変えてみることを忘れてはいめません。

2022-09-09 09:25:00

 桃から生まれた桃太郎が犬、猿、雉を連れて鬼退治をする忠、考、勇武を謳歌する昔話があります。
陰陽道では鬼が出入りする門を「鬼門」といって忌み嫌い、中国では鬼は死者を意味します。「鬼籍(きせき)に入る」とはこのことです。

 鬼ヶ島の鬼は十二支では鬼門にあたる丑寅(艮うしとら)の住人で桃太郎はその反対に位置する、めでたい方角戌(犬)、申(猿)、酉(雉)を連れて鬼退治をしたという話です。
桃には邪気を払う霊力があり死を祓い清める意があるといわれます。
子供に聞かせる面白い昔話の真相です。