一日一編の法話 動画など

2022-09-24 17:08:00

 何事をするにも他人が一回でできることなら自分は百回、他人が十回でできることなら自分は千回繰り返す努力を惜しまなければ、たとえ人より能力が劣っていても必ず強者になれます。
 努力が大事なことは分かっていても実行するのは難しい、しかし努力あるのみです。

2022-09-22 10:48:00

 「人間死んだら後はどうなるの…」
生きている人間の誰も体験していない問題です。
死後の不安を除くには自分の今の生き方に思いをいたすこと。何故なら未来は現在の延長線上にあるからです。

 次も人間界に生を受けるように精進努力して今度生まれ変わったときのために、今からでも遅くない、何にでも挑戦してみることです。
人の死は幸か不幸かいつ訪れるかわからないから幸せなのかも知れません。

 死後の不安をのぞくには、今を懸命に生きることです!

2022-09-20 16:01:00

 江戸後期の禅僧歌人でもあった良寛和尚の辞世の句に
「形見とて何か残さん春は花 夏ほととぎす秋はもみじ葉」 があります。
自然を友とし、わらべを友として脱俗生活を送られた良寛様。

 人間には自然に回帰しようとする心が常に宿っているといわれます。
現代のあわただしい世の中にあってこうした自然の佇まい、長閑さに心のゆとりを戻すことは大切です。
ゆとりとは余裕があって窮屈でないこと、静かに自分を戻す生き方をして神経を休めましょう。

2022-09-19 12:45:00

 「色は匂へど散りぬるを我が世誰ぞ常ならむ有為の奥山今日越えて浅き夢見し酔ひもせず」 いろは歌

仮名四十七文字からなるいろは歌は、無常な世の中を脱することの難しさ、人の世の移り変わりの早さ、人の死の早く来ることの命の儚さをうたっています。

 有為は仏教語で色々な因縁が和合して生ずる難しさを深山に例えています。
かつて有能で大いに活躍した優れた人も、年老いれば凡人となってしまうように「昔は昔、今日は今日」、過去を思わず「今日一日の人生」を生きましょう。

2022-09-14 09:25:00

 今日はきれいに咲いている花も、夜半の風が吹き散らかせば明日は見られません。
無常の風は時を選ばずで、命かいかに儚いものか。
 ことがすんでから悔やむより、手遅れにならぬよう自分の周りに心配をかけぬよう、自分の行動を慎まねばなりません。

 「ついにいく道とはかねてききしかど 昨日今日とはおもわざりしを」(在原業平)