★ 三寒四温を繰り返し、4月になりやっと春を風の温かさに春の訪れを感じる事が出来るようになった今日この頃。
先週3月31日(日曜日)「第81回 板宿寄席 30周年」を行う事が出来ました。
いつも通り、たくさんのお客様の笑顔に包まれました。
平成17年1月17日午前5時46分「阪神・淡路大震災」によって被災した多くの人々に、せめて笑顔を取り戻して欲しいとの願いから「板宿寄席」始まりました。
それから30年 81回という年月が経ち、その間出演してくださった落語家の方は170名を超えました。中でも 露団六師匠に至っては80回の出演と毎回ご尽力を頂いており、頭が下がる思いで一杯です。
30年前の早朝、この町を襲った地震は本当に沢山の人や建物を一瞬で奪って行きました。
立正寺もかなりの被害を受け、初めは経験したことのない激しい揺れに怯え、徐々に状況が分かって来るに従って、怯えは悲しみや絶望に代わっていったように思います。
事実私自身、震災後4.5年の記憶が飛んでしまっているように思います。
町中のあちらこちらから煙があがり、目の前には瓦礫の山、再三襲って来る余震に怯えながら、何をすればいいのがわからず立ち尽くす事しか出来なかったあの日。
人々の顔からは笑顔が消え、絶望に打ちひしがれる人々の顔しかありませんでした。
あれから30年の月日が流れ、亡くなった人は戻っては来ませんが、神戸の街並みは元の輝きを取り戻す事が出来ました。
その後も災害は度々世界中で多くの人を苦しめています。
そして今年元日におこった、能登半島の大地震、たくさんの人が今も尚避難所生活を余儀なくされています。
元の生活を取り戻すためには沢山の時間が必要でしょう。しかし、人々は笑いを失わず希望を持ち続けていれば、必ずすべてを取り戻す事が出来るはずです。
我々がそうであったように・・・。
人間は強くたくましいものです。特に夢や希望を持った人は強くなれるのです。
.
謹賀新年
昨年1月16日入院療養中40分の心肺停止から奇跡的に生還し、無事新年を迎える事が出来ました。
これひとえに仏天加護とお世話になった皆様のお陰と深く感謝しております。
今年は健康に留意して精進して参ります。
何卒本年も宜しくお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。 合掌 中山 浄敬
【浄敬的今年の漢字一文字 ~年末に寄せて~】
令和5年もあと数日を残すのみとなり、皆様におかれましては、何かと気ぜわしくお過ごしのことと思います、どうか健康に留意されて健やかで明るい新年を迎えられます事を心よりお祈りいたしております。
さて、この時期になると今年の漢字一文字、流行語大賞などとテレビで話題になってきます。
そこで私的な今年の漢字一文字を考えてみました。
私にとっての漢字一文字は「命」です。
今年1月に私は急に体調を崩し、病院に運ばれ心配停止状態40分という経験をし、死の淵をさまよいました。幸いなことに後遺症もなく生還することが出来ました、まさに奇跡です。ある日突然やってくる「死」を体現したことにより、「命」の儚さを改めて強く感じました。
また、今年は本当のたくさんの「命」が失われた一年であったと思います。
気候変動が原因とされる、森林火災・大洪水・干ばつ・食料危機・新たなウイルスの発生・・・・。など、そして現在も尚進行中のガザの紛争問題、終わりの見えないロシアによるウクライナ侵攻により、何万人という人々が危険に晒され、住む家を焼かれ幼い子供の命でさえ無慈悲に奪い去られているのです。本当に多くの人々が、かけがえのないたった一つの「命」を奪われました。
今年亡くなった人々の命の数は単なる数字でとらえられるものではなく、それぞれ一人一人に家族がありこれから生まれてくるであろう子孫、歴史があるのです。
理不尽にも突然の災害や争いの犠牲となり、失われた「命」には脈々と続く、これからも続くであろう人間の生命の道があったはずです。
このような時代に生きる私たちは、今一度「命」の真の意味を考え、知るべきだと思います。
最後になりますが、今年一年たくさんの方々のご協力に深く感謝し、来る年のご多幸を心からお祈りいたします。
どうぞよいお年をお迎えくださいませ。 令和5年12月28日
中山 浄敬
秋季彼岸会法要修行のご案内
9月23日(秋分の日)
午前11時より 〇添施餓鬼 〇法話・各上人
皆様お揃いの上ご参加ください。
+
まだまだ残暑厳しいこの頃ではありますが、皆様お変わりありませんでしょうか?
9月になれば少しは涼しくなるのではないかと思っていたのです、今年の夏はそうはいかないみたいですね。
日本のみならず世界中いたるところで、地球温暖化に起因するであろう、大災害に見舞われた夏でした。
一日も早く平穏な日常を取り戻されることを心よりお祈り申し上げます。 浄敬
新年いかがお過しでしょうか?
穏やかに新年をお過しのことと存じます。
私事ですが、一月前コロナに感染しまして、現在体調を整えて養生しております。
コロナもインフルエンザも人の行き来で増えているようでございます。
疫病退散、どうか皆さま御尊体御自愛を心よりお祈り申し上げます。合掌
浄敬
尚、了圓寺・立正寺の行事は、春のお彼岸からとなります。
何かとご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い致します。
見えない神仏のお力で
疫病退散!南無妙帆蓮華経
令和5年1月11日
~笑う門には福が来る~
『板宿寄席』開催します!
日時:令和4年11月27日(日曜日)
開場:2:30 開始:3:00
場所:立正寺
1995年1月17日 立正寺のある神戸市須磨区は「阪神・淡路大震災」を経験しました。
ある朝突然にやって来た悪魔が近隣の沢山の人々の命を奪っていきました。町のあちこちで火の手が上がり建物や商店街も破壊され人々はただ茫然と立ち尽くす事しが出来ませんでした。
ここ立正寺も例外ではなく、その後の復興にはたくさんの時間を要しその後の数年間は記憶から抜け落ちてしまった感さえ致します。
時間の経過とともに町並みや人々の生活は元に戻っていきますが、経験した悲しみや恐怖心は人々の心の中に今もなお残っています。
この大震災を機に 様々な活動をはじめました。
近隣の人々に「笑い」のある生活をという願いからです。
「仏教腹話術」 人形をつかい分かりやすく・面白く 生活の中に溶け込んでいる仏教の教えをお伝えしております。
「演劇活動」 神戸市の老舗劇団 「劇団ぷらっと」に所属し見て下さる方々に笑いと感動をお伝えしております。
「絵画・書」 ユーモアのある絵・を日々書き続けでおり ブッダエリアでの個展を開催、日々思いつく言葉を布教掲示板塔に掲載。
「板宿寄席」 定期的に落語家の方を招き 寄席の開催を続けております。
「寺小屋」 近隣の方々のコミュニケーションの場として不定期に開催。
このような活動を通して近隣の方々の生活に少しでも「笑い」をお届けできたら、うれしく思います。