一日一編の法話 動画など
5月の新緑はすがすがしい。 しかし五月病のときでもあります。
寝不足からくる神経症的な状態はつらいですが、そういう時期こそ先祖のおかげで今があると、感謝の気持ちになれば道は開けます。
聖者は悪い友人(悪知識)に恐れよといいます。
私たちを悪い方へ導く悪知識(邪悪な者)をおそれ、善知識(良い方へ導いてくれるよい友人)を求めれば救われるとあります。
ご先祖様の全知識を信じて、自分の身近にいる良き友人を大切にして生きていきたいものです。
人間、病気には勝てません。
病気になったら正しい治療を受け、病気にとらわれず逆らわず同様したいで休むことです。
ひざを擦りむいても時間がたてば自然に治るように、心の病も同じです。
生きていくのに肉体への栄養は更に必要です。
心への栄養とは喜び、感謝、感激、感動すること。
その栄養源を時々取り入れて気持ちをゆったりとくつろぐことは大切です。
特に楽しみは心を癒す良薬です。
一度しかない人生です。心を癒して病を吹き飛ばしましょう。
「三界は安きことなし なお火宅の如し」 と法華経にあります。
火宅とは「火事で燃えている家」をさし、この三界(シャバ世界)は多くの苦しみに満ちています。
故に苦をば苦とさとり、楽をば楽とひらき、苦楽とみに思いあわせて苦難にぶつかっていけば、必ず道は開けます。
諺に「当たって砕けよ」とあります。逃げては駄目。
全力でぶつかることが大切です。
病気には三つの功徳があります。
一. 生命の自覚
二. 自然と人生に対するこまやかな愛情の覚醒
三. 祈らんと思い立つ心の湧くこと
食べ物の好き嫌いに限らず、人や物事にたいしても好き嫌いの我がままを押し通そうとすると、
いつの間にか世界が狭くなり、物の見方や考え方も偏ったものになり、その本質を正しくつかむことが出来なくなります。
「夏の虫雪を知らず」は、短期間で死ぬ虫は四季を知らない、勿論雪の事は知らない、つまり世間知らず、世間見ずのたとえです。
好き嫌いを押し通そうとする我がままな生き方に早く気付かねばなりません。