一日一編の法話 動画など
暮らしを立てるにはお金を儲けねばなりません。
漢字の「儲」を分解すると「信」と「者」信者です。
人を「信」仕事を「信」じ神仏を「信」じてひたすら努力する「者」になれば儲かります。
しかし、物や金だけではひからびた暮らしになってしまします。 豊かな心に物や金が加えれれると何倍もの豊さになります。
物と心は両輪であり方車輪では進みません。
物質やお金だけではなく、自然や人を思いやる心が協調されねばならない今の世の中です。
昔の子供は親や先輩、隣近所の多くの人の後姿をみて育ったものです。
今は人間同士の関係が薄れて損得でものを考えて判断する傾向が強くなっています。
いわゆる頭でっかちの知識のある人(ものしり)は沢山いますが、常識のある人は少なくなっています。
常識といは人の踏み行うべき道、生邪善悪を判断し、自然や文化、物事に対する人間のあるべき態度、尊敬の念など、一般人が持っているべき
一般的知識のこと。 要は自分さえよければよいの傲慢さを捨てねばなりません。
この世の中はさまざまなことが規模の大小は別にして、人との約束ごとによって成り立っています。
人と人との約束が守られていれば信頼という心のつながりで信用が膨らみます。
人間の心には良心と我欲の両面があり、我欲がのさばれば良心は隅に追いやられ、我欲がひっこめば良心が頭をもたげて人間の行いが違ってきます。
人間の信用とは、日頃の小さな約束ごとでも大切にする努力の積み重ねから得られるものです。
人間の一生は一日一日の積み重ねです。
人の顔つきは日ごろの考え方、行いが積もり積もって形作っています。
人の顔ほどその人の人生を物語っているものはありません。
悪をなせば、おのずとそれらしき人相になって来るから不思議。
無常の人生において「今をただっしく生きる」ことの大切さを噛みしめ、柔和な人相形成に努めましょう。