一日一編の法話 動画など

2022-10-24 08:31:00

 物を見る働きをする目(眼)は、様々な様相を表します。
「目が物を言う」「目から鱗」「目には目を」「目の敵」「目の正月」「目の毒」「目は口ほどに」「目を盗む」「目を奪う」「目を肥やす」「目を皿に」「目を開く」など、目については多くの言いまわしがあります。
 仏様は、半眼といって「目を半ば開きなかば閉じている目をしておられますが、これは外を正しく見るだけでなく心の内を振り返り考える、ということを表しているのです。
物事を正しく見る目と自己反省する菩薩の半眼に近づきたいものです。

2022-10-23 11:07:00

 心に苦しみごとをもっていると隠そうとしても自然に顔色や行為に現れます。
過去にばかりとらわれていると先のことが見えません。

 苦しいと思うのは頑張っている証拠。死ぬ勇気があれば、生きる勇気もあるはず。死んだら苦しみは終わるが喜びも終わりです。

 一回きりの人生を喜び、今を大切に前に進むことだけを考えれば苦しみは必ず晴れます。
仏様が見ておられるから大丈夫。必ず晴れるから大丈夫!

2022-10-22 09:36:00

 「苦しい時の神だのみ」という言葉があります。
多くの人は、困った時や、さしせまった時、子供の受験や思い病気の時など苦しい時は手を合わせます。
ところが試験合格、無事出産、病気平癒すると神だのみしたのに神を忘れる人が多いのです。

 仏教に「平生業成(へいせいごうしょう)」という言葉がありますが、これはふだんの人の心がけ、ふだんの信仰の大切さをいっています。
朝に合掌、夕に感謝でいつも祈る、いつも清らかな気持ちで拝む心が「現生安穏な一生」となるのです。

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