一日一編の法話 動画など
2022-06-12 09:40:00
葬式の意味の一つは目の当たりにした逝きし人の姿を見ることにより、忘れていた死、無常の足音をごまかすことなく聞き、見据えることではないかと思います。
逝きし人が一生の最後に自分の全心身をあげて後に残る者たちち残す遺言の一言があるとしたら
「死ぬんだよ、あなた方もこの私のように必ずその日がやって来る。しかもいつやって来るかわからない。予告なしに、いつ死んでもよいように毎日毎日時間を
大切にいきなされ」
ということではないかと思います。
このいとことを心の奥から聞く、それが葬式の意義であり、そのように毎日毎日を真剣に生きること、それこそが亡き人への真の供養となるのだと思います。